無理やり起きても走る理由。
2015年02月16日(月)
走りに行く前は、

「なんでこんなことするんだろう」

と思います。

特に長い距離を走る予定の時は必ず思います。

休みの日は、

「このまま寝ていた方が断然楽だろうに」

と思います。

その走る理由が分かるのは、5つ目の難所を走っている時でした。

フルマラソンの練習のために友達と30km走をすることにしました。

コースは、この辺りの坂という坂を織り込んだ、

総距離30kmのレインフォレストオリジナルコース『RF30』。

7つのキツイ坂が待っています。

その5つ目の坂で二人同時にランナーズハイがやってきました。

この気持ちよさは、寝ているだけでは到底味わうことができません。

これを味わうために、僕は走り出したのだと気づきました。

しかし、ランナーズハイはそう長くは続きません。

一歩一歩の衝撃に耐えながらまた前に進み続けます。

6つ目の難所が終わったとき、

「このコース嫌いや」

と、友達が笑いながら言いました。

めっちゃ気に入っているのが分かります。

人はなぜわざわざ辛いことをするのか。

「苦痛は意識の唯一の起源である」

と言ったのは、ドストエフスキーです。

つまり生きている実感は苦痛からくるのかもしれません。

そしてその先にある、達成感、成長感という幸福を求めるのです。

7つ目、最後の坂では、ちょっと油断するだけで足がつりそうな雰囲気です。

これを乗り切ればゴールが見えてきます。

お互いに無言で励ましあっているのが分かりました。

ゴールからの1kmの帰り道。

上半身は、満足感でいっぱいでしたが、

さすがに足はちゃんと歩けている気がしませんでした。

しばらくこのコースは走りたくありませんが、

また機会があれば。

走ってみたい人のために、コースを紹介しておきます。

『RF30』コースマップ
2015-02-16 | 記事へ |