20代も後半になると、
「学生のころに比べて体力が落ちました」
という話になります。
ここで、おっちゃんやおばちゃんが言ってしまう返しがあります。
「まだまだ若いのに」
です。
この言葉はお互いにさみしい。
もっと年を実感している、おっちゃんおばちゃんと、
「まだまだ若い」ことに気づいていない20代のさみしさです。
37歳の僕はそんな20代の人には、
「これからもっと落ちていきますよ」
と言ってあげます。
これは、厳しいですが、現実的です。
すでに今、体力が落ちたことに気づいているわけですから、
これからも落ちていくことは容易に分かります。
これで終わりではないのです。
「まだまだ若いのに」
と言われると、体力の低下はここで終わりのような気がするのです。
今がすべてではありません。
10年後があるのです。
それに気づいた人だけが、体力を保とうと一念発起できるのです。
何もしなければ勝手に体力は落ちていきます。
ただ、何かすれば保つことはできるし、向上することだってできます。
少なくとも、これからの人生では、今が一番若いのです。
これからだけではなく、今までで一番若い自分も目指せるのです。
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