自分磨きとは。
2014年07月19日(土)
『自分磨き』という言葉があります。

自分磨きは足し算ではありません。

磨くとは、傷をつけるということです。

ダイヤモンドも拭いて光らせているわけではありません。

同じ硬さのダイヤモンドで削って光らせているのです。

包丁も同じです。

砥石によって刃に微妙な傷をつけることで、切れ味が増すのです。

刃先をツルツルにしているわけではありません。

自分磨きも同じです。

傷がつくことによって磨かれていくのです。

筋トレも筋肉を増やしているのではなく、

筋繊維を傷つけ、その再生の過程で筋繊維が太くなるのです。

恋愛で傷ついた人は、その時点で自分磨きになっています。

だから、ちゃんと傷つかないともったいないのです。

傷をつけるからそれが再生するときに、次にそなえて強くなれるのです。

強くなっていないのは、傷を浅めにしていたからです。

自分磨きで語学の勉強をする場合、

話せるようになることが自分磨きではありません。

自分の時間を削って勉強していることが自分磨きなのです。

だからペラペラに話せる人よりも、

昨日覚えた単語を、今日いきなり街中で使えた人の方が輝いているのです。

嫌な仕事も、自分の時間を削ってやっているという意識ならば、

それは自分磨きです。

ただ浪費しているのとはわけが違います。

誰かのために何かをしてあげているとき、

それは自分の時間を削った、自分磨きです。

好きなことをふわ〜としているだけでは磨かれていませんが、

意識をそれだけに集中しているときは、それは自分磨きになっています。

貯金は足し算です。

浪費は引き算です。

投資が自分磨きです。

リスクを背負って傷つくことが、自分磨きになるのです。
2014-07-19 | 記事へ |