BARとは。
2012年10月24日(水)
違法的なのは別ですが、BARにはいいBARも悪いBARもないと思います。

ただ、自分が好きか嫌いか、行きたいか行きたくないか、

ということだけだと思います。

ちゃんとしているとか、していないとか、

ちゃんとの定義も難しいです。

お客様が入っている限り、そのお店にはちゃんと需要があるということです。

ずっと以前に聞いた話ですが、

BARの語源は、誰でもが勝手にお酒を飲める店があって、

それでは店主が困るということで、お客さんとお酒との間にバーをつけた。

それが始まりだと聞きました。

お酒とお客様との間に作った境界線がBARの始まりなのだそうです。

今でいうところのカウンターがそうです。

そういう意味で、カウンターさえあれば、そこはBARと呼んでいいのだと思います。

ただし、お客様が勝手にカウンターの中に入ってきたり、

店員がカウンターから出てお客様にお酒を作らせたりしていれば、

そこはBARとは呼べないのかもしれません。

ちゃんとカクテルが作れるかどうかは、選ぶお客様の問題です。

そして選んでもらうかどうかは店側の問題です。

他の店をどうこう言える問題ではないと思うのです。

以前にBARを経営されていたという女性のお客様に、

「BARとスナックの違いは何ですか?」

と聞きました。

「自分が化粧してるかしてないか」

と答えてくださいました。

なるほど、そういう分け方もあるのか、と感心してしまいました。

それはさておき、BARというのはつまるところ、

作られた境界線に、いかにもたれかかれるか。

カウンターを飛び越えず、離れ過ぎず。

ちょうどいい距離感をBAR(境界線)で作っているのです。

そして、自分が気に入った距離感のあるBARに、

また行きたくなるのです。
2012-10-24 | 記事へ |