「なにか面白いこと」を探している人はたくさんいます。
面白いと感じることは、人それぞれです。
例えば、ディズニーランドが面白いとします。
このときも、二通りの面白いがあります。
一つは、ディズニーランドで遊ぶことが面白いと感じる人。
もう一つは、ディズニーランドを作る面白さです。
普通は、遊びに行く面白さを、
「なにか面白いこと」と感じます。
そういう人は、関西ウォーカー的なもので面白いことを探します。
他にはない、なにか新しいことをしようとするから、
面白いことがなかなか見つからないのです。
なぜならそれは、
「面白そうだけど、たいへんそう」
だからです。
僕はどちらかというと、作りたいほうです。
海外旅行が好きなイメージがあるかもしれませんが、
海外旅行が好きなのではなく、旅を作るのが好きなのです。
先日、台湾に行くという友達に、航空券を取ってと頼まれました。
台湾までの航空券といってもたくさんあります。
その、航空会社、値段、時間、を友達の好みで探すことが、面白いのです。
「これは安いけど、この日程はきついやろ〜」
と独り言を言いながら探しています。
僕自身が台湾に行くよりもテンションがあがっています。
また別の日は、バーテンダー友達と、
「ジントニック専門店ってあったらどう?」
という話で2時間くらい盛り上がりました。
「タンサンはありかな?」
「無しででしょ」
「じゃ、ジンソニック(ソーダとトニック)は?」
「それは、ギリギリありですね」
「ウォッカトニックは?」
「それは、なしでしょ」
という会話が面白かった。
これは、バーテンダー同士でなにかを作る作業です。
あそこのカクテルが美味しかった、というのとは違います。
自分はどういうことを面白いと感じるのか、
を知っていると面白いことにたどり着けます。
「なにか面白いことない?」
と誰かに聞く前に、
「なにを面白いと感じる?」
と、自分に聞いてみるのです。
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