去年も一昨年も和梨のカクテルに挑戦しました。
挑戦するのですが、はっきりとした味のしない和梨に、
お酒を加えて納得のいくカクテルにはできませんでした。
どうしても、お酒が勝ってしまうのです。
作りたいカクテルは、和梨のカクテルです。
「○○ベースで和梨が入った」的なのではありません。
先日本屋さんで見つけたフルーツカクテル本に、
『和梨のジントニック』が載っていました。
なるほど。これでやってみようか。
心が躍りました。
さらにジンを、香りの高いヘンドリックスで作れば、
上品で美味しくなるのではないか。
初めはビーフィータで和梨のジントニック。
梨の甘みがほのかに足された、飲みやすいジントニックができました。
さて、ヘンドリックスでは。
ヘンドリックスではやはりジンの香りが勝ってしまいました。
これならビーフィータの方が美味しいか。
ただ、美味しいけれども、和梨は主張できているのか?
という物足りなさが漂いました。
「ま、いっか」
「いや、アカン」
一人葛藤です。
これで、「和梨のジントニックできました!」
とは言えません。
そして、和梨のカクテルができたとも思えません。
もう一度、梨を剥いてそれだけを食べました。
「梨、うまい」
これなのです。
こういうカクテルが作りたいのです。
ジントニックは諦めました。
でも、方向性は見えました。
あとは、知恵を絞るだけです。
絞れば一滴のアイデアが生まれるものです。
それを育てていくのです。
そして、ついに完成しました。
これがレインフォレストオリジナル
『和梨のカクテル』です。
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