新レインフォレスト。扉編。
2012年01月25日(水)
僕の店は外から中は見えません。

初めて来られる方は、
どんな店なのか扉を開けるまで分からないのです。

先日、若い女性のお客様に話を聞かせてもらいました。

ここにBARがあると知ってから、中はどんなだろうと想像していたそうです。

20代前半の方なので、映画やテレビの世界でしかBARを知らなかったそうです。

「恐い人がいるんじゃないか。
マスターがイカつい人じゃないか。」

確かに、これくらいは想像します。

「麻薬の取引をしているんじゃないか。」

これはテレビや映画の世界です。

「拳銃が置いてあるんじゃないか。」

もはや営業できません。

でも、中が見えないと、ありえないこともないと、
想像してしまいます。

僕は、聞きました。

「よく、そんな想像の中、この扉を開けてくれましたね。」

一人で来られていたのです。すごい勇気です。

その女性の方はおっしゃいました。

「この扉を開けると新しい自分の扉が開くんじゃないかと思って」

そこまで思って扉を開けて下さったのです。

本当にそうなってくれていると嬉しいですね。

人生の新しい扉はいろんなところにあります。

扉を開けた人だけが見える景色があります。

3月。また新しい扉ができます。


「昔のレインフォレストから知っている」

と自慢してもらえるような店になればいいなと思っています。
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