新レインフォレスト。設計編。
2012年01月29日(日)
店舗デザインをお願いしている義理の妹が言っていました。

「デザインした店が雑誌に載ることは、別に目標ではないんです」
と。

デザイナーさんというのは、とにかく雑誌などのメディアに載って、

有名になることを目指しているのだと思っていました。

「雑誌に載ることは悪いことではないけど、

それを狙いすぎると使う人のことを考えられなくなる」

デザインだけに凝ったお洒落なお店で、本当にくつろげるのか。

ということです。

また、そういう店舗が雑誌に載ることも少なくないようです。

「店舗デザインは、使う人が一番重要だと思う。

デザイナーのエゴになってはいけないと思う」

と話してくれました。

だからといって、なんでも施主の言うとおりでは、

デザインの意味がありません。

僕が、

「ここは、これじゃあかんかな?」

と聞いた時に、

「もしかしたらそれもありかもしれない。
もうちょっと考えさせて下さい」

と言ってくれました。

ここはこうだからこう、と説得されれば納得するかもしれません。

でも、できてから、

「やっぱり」

と言っても遅いのです。

デザイナーとしてのプライドと、施主である僕の要望を、
ギリギリのところで表現してくれようとしています。

使う僕と、使ってもらうお客様のことを考えて。

話し合いは朝の5時過ぎまで続きました。

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