マラソンの小出監督がオリンピック前のQちゃん(高橋尚子選手)に、
こんなことを言ったそうです。
「金メダルのための人生じゃないぞ、人生のための金メダルだぞ」
と。
これを、いろんな言葉に置き換えると考え方に気づかされます。
金メダルをそのまま『お金』に変えても分かりやすいです。
もちろん、お金のための人生があってもいいと思います。
正解はありません。
自分はどうか、ということです。
他にも、「生活のための仕事なのか、仕事のための生活なのか」
嫌な上司に付き合うのも仕事です。
生活のために我慢しようと思うなら我慢できます。
これが、自分の時間、生活を犠牲にしてまで仕事をしている、
と思うと、たまらなくなるのです。
仕事が好きなら、仕事のための人生でももちろんいいのです。
これにも正解はありません。
「健康のためのマラソンか、マラソンのための健康か」
自分がやろうとしていることに軸ができます。
どっちか選ばなければいけない大切なことがあったとき、
それは、どっちのためのどっちか、という視点を持つのです。
「結婚のための彼女か、彼女のための結婚か」
選べない選択肢の場合は言葉を入れ替えてみます。
両方大事な場合は、それと同じくらい大切なことが他にあるのです。
結婚や彼女は何のためか。ということです。
気がつけば、目的と手段がごっちゃになってしまっています。
手段はしょせん手段なのです。
手段も大切ですが、見失ってはいけないのは目的のほうです。
なぜかうまくいかないな、というときは、逆にしてみるといいのです。
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