ストレスはどうすればいいか。
2014年12月09日(火)
ストレスを発散するというイメージは、

桶(おけ)に溜まった水をジャーと捨てる感じです。

そして空になった桶にまたストレスを溜めていく。

これではストレスは溜めるものになってしまっています。

土日に空にしても月曜日からまた溜めていくのか、と思うと、

日曜の晩に憂鬱になるのは仕方ありません。

では、この桶のサイズを大きくすればいいのか、という案があります。

桶が大きくなればストレスが溜まった感じも緩和されそうです。

ただこれは、便秘の人が腸を大きくすればいいのか、という発想です。

結局身体にはよくありません。

それに、そう簡単にはストレス桶は大きくなりません。

我慢すればするほど、桶の底にヘドロが溜まって、

余計に容量は小さくなってしまいます。

空にしたつもりが容量が小さいために、すぐにストレスが溜まってしまう状態です。

火曜日までもちません。

やはり、溜めないことが大事なのです。

溜めないためには、桶を大きくするのではなく、桶に穴を開けるのです。

これが、休日にするといい作業です。

穴が開いていればストレスは溜まりません。

どんどん流れていってくれます。

穴を開けるという作業の一つは、

「新しい考え方を取り入れる」です。

すると、今までは溜(とど)まっていたものが、

溜める必要のないものと認識されて、流れていってくれます。

これが、桶に新しい穴が開いた状態です。

レインフォレストに相談に来てくれた方が、

「明日から頑張ります!」

と言ってくださるのは、ただ単にストレスを発散したからではなく、

明日から頑張れる考え方を見つけてくれたからです。

ストレスを発散しただけなら、

「あぁ〜スッキリした。明日も頑張ろう」

となります。

違いは、「明日から」なのか「明日も」なのかです。

「明日も」というのは結局同じことをするだけです。

桶が空になったので、またストレスを溜められます。

ということです。

これでは、しんどいです。

桶にたくさん穴を開けていく。

それが、休日にできる作業なのです。

たくさん溜められる人が心の広い人ではありません。

溜めない人が、心の広い人なのです。
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