20代のころに書いたコラムに、
『20代は未来を見て、30代は今を見て、40代は過去を見る。』
というようなことを書いていました。
お客様との会話の話でした。
20代の僕は、
「過去を見てもしかたない。前を見ないと」
なんて偉そうに思っていましたが、40才を目前に、
過去の思い出の貴重さに気づきました。
その思い出を共有できる友達に再会したからです。
お金では買えない時間を共有していました。
同じ話で何度でも思い出し笑いのできる仲間です。
あの過去があったから、今笑えることがあるのです。
過去を見るというのは、貴重な財産を棚卸しするということです。
思い出の豊かさに気づいて感謝できるのです。
その過去を作ったのは、当時の今です。
そして、それを棚卸しするのは、当時の未来です。
どの時間も大切です。
未来だけを見るのではなく、今だけを見るのでもなく、
もちろん、過去だけを見るのでもない、
『この人生』を見る生き方があります。
どこかに集中するのではなく、過去も未来も今も含めて人生なのです。
40代は、今よりももっと柔軟に過ごしていきたいと思うのです。
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