感情で話している相手の話を、
論理的に聞こうとすると摩擦がおきます。
男が話を聞かないといわれるのは、
論理的に話をまとめようとしているからです。
話を聞いていて、「よし、だいたいの構図が見えてきたぞ」
と思っている時に、
「話は変わるけどな」
と言って、急に話を変えられるのです。
言ってくれるだけまだマシですが、自然に話が変わっているのです。
そうなると、もうついていけなくなります。
「あれ、さっきの問題はもういいの?」
と言うのも、なんか空気の読めてない感じになります。
男もはじめはちゃんと話を聞いているのです。
ただ、感情でどんどん転回していく話についていけなくなっているのです。
でも今更感情で話を聞くとこともできません。
「まとめなくていいから、とにかく聞いて」ということができないのです。
綺麗にしていた自分の部屋をどんどん散らかされて、
「片付けないで」と言われているようなものです。
それはつらいです。
散らかしては片付け、また散らかしては片付け、
という会話が向いているのです。
フィーリング重視な人からすればわずらわしいです。
ロジック側の対処方法は三つです。
散らかされるのを我慢するか、
片付けるのを速くするか、
お掃除ロボットのように、マイペースで淡々と掃除するかです。
いいと思うのは、やはり片付けるスピードを上げるということです。
それは、どんどん答えを話していくのではなく、
自分の中だけでも消化していくという作業なのです。
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