エンドロール。
2012年05月10日(木)
「恋が終わりました」

と報告に来てくださった方がいます。

恋が終わった時には、映画でいうところのエンドロール期間があります。

映画は終わっているのにまだ帰れない状態です。

最近の映画でも、エンドロールの最後に本編がちょこっと続くことがあります。

途中で席を立てないのです。

最後まで観て、「to be continued」と出る時があります。

恋愛でもこれを期待して終われないのです。

ジャッキーチェンの映画ではNGシーンが流れています。

これを楽しんでいるのです。

僕は、「解説付きで初めから映画観てみる?」

と聴いてみました。

その方の恋愛は初まる前から聞いていたので、

エピソード0から解説できます。

「恐いですけどお願いします」

と言われたので、簡単に解説しました。

映画でも、違う目線でもう一度観てみると、違う映画になることがあります。

特に恋愛ではそれが顕著に現れます。

「こういうエンディングがあったんですね」

と、新しい目線に驚いていました。

厳しいことを言うのは次があるからです。

次があると聞いていたから、この映画はちゃんと完結しておく必要があるのです。

「えぇ〜これで終わり!?」

という映画がたまにあります。

その映画には次回作があります。

もちろん次回作を期待しています。

恋愛でそれを残すといつまでも期待してしまうのです。

ハッピーエンドではなくても、

「深くていい映画やったね」

と、いえることが勉強になるのです。

当事者になると分からない内容を、

第三者と一緒に解釈していく作業もまた、恋愛の楽しみなのです。

エンドロールで感動に浸って、喫茶店で映画の話をするのです。
2012-05-10 | 記事へ |