「恋が終わりました」
と報告に来てくださった方がいます。
恋が終わった時には、映画でいうところのエンドロール期間があります。
映画は終わっているのにまだ帰れない状態です。
最近の映画でも、エンドロールの最後に本編がちょこっと続くことがあります。
途中で席を立てないのです。
最後まで観て、「to be continued」と出る時があります。
恋愛でもこれを期待して終われないのです。
ジャッキーチェンの映画ではNGシーンが流れています。
これを楽しんでいるのです。
僕は、「解説付きで初めから映画観てみる?」
と聴いてみました。
その方の恋愛は初まる前から聞いていたので、
エピソード0から解説できます。
「恐いですけどお願いします」
と言われたので、簡単に解説しました。
映画でも、違う目線でもう一度観てみると、違う映画になることがあります。
特に恋愛ではそれが顕著に現れます。
「こういうエンディングがあったんですね」
と、新しい目線に驚いていました。
厳しいことを言うのは次があるからです。
次があると聞いていたから、この映画はちゃんと完結しておく必要があるのです。
「えぇ〜これで終わり!?」
という映画がたまにあります。
その映画には次回作があります。
もちろん次回作を期待しています。
恋愛でそれを残すといつまでも期待してしまうのです。
ハッピーエンドではなくても、
「深くていい映画やったね」
と、いえることが勉強になるのです。
当事者になると分からない内容を、
第三者と一緒に解釈していく作業もまた、恋愛の楽しみなのです。
エンドロールで感動に浸って、喫茶店で映画の話をするのです。
|