気が付けばあるもの。
2015年11月14日(土)
「半ば諦めていたところで彼女ができました」

と、ご報告してくださいました。

これまでの相手は、二回目のデートにどうやって誘おうかと悩んでいました。

今回は、気が付けば三回目のデートでした。

そして、付き合うことになったのです。

恋愛ゲームの醍醐味は駆け引きです。

でも、恋愛はゲームではないのです。

引き合うかどうかです。

それは、駆け引きなしで三回目のデートに行けるということです。

恋愛ゲームの達人はここを分かっています。

三回目のデートまでが早いのです。

ただ、ゲームではない恋愛は勝ち負けではありません。

自然とそうなることなのです。

「返信がないんです。どうしましょう」

というのは駆け引きです。

一方で、

「もう次のデートも決まってるんです」

というのが、引き合っているということです。

今回は駆け引きがありませんでした。

幸せオーラをまといながら、ちょっと冷静に、

「でも、ここからなんですよね」

と、溢れ出した笑顔で話して下さいました。
2015-11-14 | 記事へ |
ツナサンド。
2015年11月13日(金)
一週間って早いですね。

金曜日特別メニュー、第7弾。

今回は、

『イングリッシュマフィンのツナサンド』です。

スパイス&ハーブのちょっと効いた、

BARの為の『ツナサンド』。

スーズトニックなんかと合いそうです。
2015-11-13 | 記事へ |
チェイサーを。
2015年11月12日(木)
「ウィスキーのストレートにチェイサーをビールで」

という方はたまにいらっしゃいます。

バーで働いているお客さまとそんな話になりました。

ちなみにチェーサー=(イコール)水ではありません。

度数の高いお酒の後に追いかけるようにして飲むドリンクのことです。

色んなチェイサーがあったなと思い出していました。

バーボンソーダを飲まれていた方が、最近は、

「バーボンのストレートにチェイサーをソーダで」

というのがありました。

更に、

「バーボンのストレートにチェイサーをミルクで」

という方もいらっしゃいました。

カウボーイというカクテルのセルフサービス版ですね。

面白いなと思ったのは、

「コアントローのストレートにチェイサーをジントニックで」

というご注文です。

これはなかなか凝っています。

うちではありませんが、

「日本酒にチェイサーをビールで」

って、それはただのチャンポンですね。

お洒落な飲み方したいものです。
2015-11-12 | 記事へ |
ウェブの弊害。
2015年11月11日(水)
彼女ができない人は、外したくないからです。

今のウェブ時代は外さない時代です。

情報がたくさんあるので、

事前に色んなことを調べて手を出すことができます。

昔は高いお金で買ったエロ本を外す時代でした。

表紙にだまされるのです。

今はそんなことはほとんど起こりません。

だから、外すことが前提にないのです。

彼女も同じです。

失敗したくないと思っています。

ただ問題なのは、彼女の口コミはネットには出ていないのです。

彼女のことをフェイスブックで観たとしても、

わざわざ自分の欠点をアップしている人はいません。

友達が、『この人はやめておいたほうがいいですよ』

というコメントを残していることもありません。

このネット社会でも、付き合ってみないと分からないことがあるのです。

そして、付き合って初めて分かったことに一喜一憂するのが恋愛です。

初めからパーフェクトは手に入らないのです。

そこを認識しないと恋愛はできません。

今、彼女ができる男性は、LINEを駆使していたとしても、

極めてアナログな感覚をもっている人なのです。
2015-11-11 | 記事へ |
人生のちょっとした隙間に。
2015年11月10日(火)
「初めてバーという所に来ました」

というお客さまが来られると気合が入ります。

それは、またレインフォレストに来て欲しいからではなく、

バーという業態を好きになってもらいたいからです。

「バーっていいですね」

という言葉が嬉しいです。

これからの人生にバーがあるのか、ないのか。

そんな最初のバーになることに責任を感じるのです。
2015-11-10 | 記事へ |
腰痛。
2015年11月09日(月)
定期的に腰が痛くなります。

その度に思うのです。

「もう少し謙虚になりなさい」

ということなのかな、と。

「もっと腰を低くしなさい」

と。
2015-11-09 | 記事へ |
ベスト・キッド・カクテル。
2015年11月08日(日)
半分ネタですが、

ニッカウィスキーの『宮城峡』と『ジャック・ダニエル』を使って、

『ベスト・キッド』というカクテルを考案しました。

ミヤギさんとダニエルさんです。

映画を知っている人は知っています。

知っていそうなお客様にそんな話をしました。

「面白いな。それちょうだい」

と、おっしゃいました。

まだ、カクテルのスタイル(ロングやショート)も、

度数の高さも話していません。

甘いとか辛いとかもお伝えしていません。

そんな情報の前にご注文されたのです。

すごい冒険心と好奇心です。

お作りすると、

「いい香りやね」

と、おっしゃってくださいました。

たとえどんなカクテルが出てこようとも動じない懐の深さに、

ミヤギさんを垣間見たのです。
2015-11-08 | 記事へ |
大人空間。
2015年11月07日(土)
バーは大人の空間だなと思うときがあります。

男性のお客様がお二人で来られていました。

お一人のかたが、

「そろそろ電車やから・・・」

と、帰るそぶりをされました。

普通はそこで、

「そっか、ほな帰ろうか」

と、なるところです。

帰られるかたが、

「どうする?」

と聞かれ、お連れ様は、

「せっかっくやからもう少しおるわ」

と答えられました。

これができるのがバーです。

そして、

「ほな。ごゆっくり」

と、もう一人を残して帰られる二人の関係が大人だと思うのです。

ファミレスや居酒屋ではこうカッコよくはきまりません。

バーは二人にも一人にもなれる大人の空間なのです。
2015-11-07 | 記事へ |
夜のポテトサラダサンド。
2015年11月06日(金)
金曜日限定、特別メニュー第6弾。

バーのために作られたポテトサラダが、

新しい形で帰ってくる。

主演、「男爵」

共演、助演女優賞受賞「野沢菜」

『夜のポテトサラダサンド』

いよいよ登場^^
2015-11-06 | 記事へ |
追熟キウイのカクテル。
2015年11月05日(木)
面白いご注文がありました。

「マスターが、『今これを飲んで欲しい』というカクテルちょうだい」

と。

「何かおまかせで」

というご注文よりもなぜか気合が入ります。

実は密かにキウイを追熟させています。

皮を手でむけるくらい追熟させると、甘みが全然違います。

ただ、そこまでには時間がかかり、

やり過ぎると腐ってしまいます。

この微妙な加減が難しいのです。

なので、メニューには載せていません。

上手く追熟させた数個を冷蔵庫で保管しています。

今回は、それを使ってカクテルをお出ししました。

今ちょうど飲んで欲しかったのは、

追熟キウイのカクテルでした。

出し惜しみをしているわけではありませんので、

タイミングが合えばぜひどうぞ。
2015-11-05 | 記事へ |
休日。
2015年11月04日(水)
休日よりも休日の前の日のほうが興奮します。

やりたいことが色々と浮かびます。

そして、休日は何もできずに終わるのです。

何もしないのもまた休日です。

休みの日は休んで、前の日に興奮するのです。

休日のメインは、前日なのです。
2015-11-04 | 記事へ |
仕事。
2015年11月03日(火)
「休日はほとんど仕事のことで使っています」

と、若いお客様がおっしゃいました。

ブラック企業ではありません。

自らそうしているのです。

「最近、仕事を任されるようになって、

仕事が面白くなってきました」

と、おっしゃいました。

それでこそ仕事だと思うのです。

やらされていないと、面白いのです。
2015-11-03 | 記事へ |
スーパーウーマン。
2015年11月02日(月)
毎日7人分の食事を作って、

毎日7人分の洗濯をして、

更にお仕事までされているお客さまがいらっしゃいます。

そして更に、資格を取るための勉強もされているそうです。

そんなスーパーウーマンなお客様がおっしゃいました。

「本当は毎日勉強しなきゃいけないんだけど、

毎日って大変。

毎日何かを続けている人ってすごいなって」

僕はすぐにお伝えしました。

「毎日、家事されているじゃないですか」

「ほんとだ。・・・ありがと」

と、返されました。

家事だけですごいのに、仕事して勉強して。

本当に頭が下がります。

更に更に、こうおっしゃいました。

「この資格取れたら、次にしたい勉強もあるのよ」

頑張っている人は、たんたんと明るいのです。
2015-11-02 | 記事へ |
勇者の扉。
2015年11月01日(日)
東北から出張で初めて岸辺に来られた方が、

うちの店を見つけてくださいました。

食事のあとにバーを探そうと思われたそうです。

しかも、スマホを使わずにです。

そして、

「この道が怪しいな」

と、店の前の通りに入って来られました。

バーが好きな人は鼻が利くのです。

普通は、

「ここは怪しいな」

と、言って店に入らない人が多いです。

それとは逆に、

「ここは怪しいな」

と、言って入って下さる方がいらっしゃるのです。

この、怪しさがバーです。

コンセプトの『女性が一人でも入りやすい』

というのは、一度入って下さったあとのことを指しています。

怪しさに飛び込んでくれた勇者の為のバーなのです。(なんてね)
2015-11-01 | 記事へ |
楽しみ方。
2015年10月31日(土)
「葉巻は何を楽しむのですか?」

と、聞いてくださいました。

質問の仕方が素敵です。

「時間です」

と、スッと答えられます。

「葉巻の何がいいんですか?」

や、

「葉巻のどこがいいんですか?」

と、聞かれると、一瞬言葉につまるのです。

『何を楽しんでいるのか』

自分が楽しんでやっていることの理由を、

もう一度思い出させてくれる質問でした。
2015-10-31 | 記事へ |
生ハム・クリームチーズサンド。
2015年10月30日(金)
金曜日、特別メニュー第5弾。

今回は、触感が素敵なイングリッシュマフィンで作る、

『生ハム・クリームチーズサンド』です。

前回、お客様が、

「飲んで来たあとは、これくらいがちょうどいいですね」

と、おっしゃってくださいました。

これくらいがちょうどいい、

『生ハム・クリームチーズサンド』


「野菜もたっぷりです」by CHACHA(嫁)
2015-10-30 | 記事へ |
若さは関係ない。
2015年10月29日(木)
「これからの人生では今が一番若い」

という啓発の言葉があります。

若い人にとっては逆です。

「これまでの人生では今が一番最年長」

なのです。

だから、おっちゃんが言う、

「まだまだ若いからええな」

という言葉にハテナマークしか浮かばないのです。

おっちゃんの言いたいことも、若者の気持ちも分かります。

若者にとって、若さは優位でも優越でもありません。

若いということすら認識がありません。

それは昔を思い出せばおっちゃんにも分かるはずです。

忘れているのです。

若者が聞きたいのは、自慢でも説教でも嫉妬でもありません。

「このおっちゃん分かってるなぁ」

という、人生の道しるべなのです。
2015-10-29 | 記事へ |
自分らしく。
2015年10月28日(水)
『なりたい自分』ではなく、

『ありたい自分』でいることが、

『自分らしくいる』ということです。
2015-10-28 | 記事へ |
バットを振る。
2015年10月27日(火)
恋が成就(じょうじゅ)するときは、

何をしたって上手くいくものです。

ただ、何もしなければ何も始まりません。

だからついつい、

「頑張ってくださいね」

なんて声を掛けてしまうのです。

いつも通りではなく、

今度こそは、自分らしく。ね。
2015-10-27 | 記事へ |
秋。
2015年10月26日(月)
お客様の服装で季節を感じます。

昨日は、マフラーを巻かれていた方と、

Tシャツの方が来られていました。

今は確かに、そんな季節です。
2015-10-26 | 記事へ |
モテない男。
2015年10月25日(日)
「なんで男の人は彼女に『好き』って言わないのですか?」

と聞かれました。

「好き?」

と聞かれたら、

「好きだよ」

と答えればいいだけです。

そんな簡単なことをしないのが男です。

僕は正直にその理由を教えてあげました。

「その会話に生産性がないからです」

と。

ここはドン引きされるところです。

しかし、よく来てくれる方なのでツッコミが入りました。

「生産性って、仕事か!w」

実は彼にも同じことを言われたそうです。

仕事どころか、男は全てにおいて、生産性を考えています。

非生産的なことが苦手なのです。

たまには息抜きで非生産的なこともします。

でもそれはたんなる息抜きです。

息抜きで、

「好きだよ」

という会話は、息抜きリストに入っていません。

そして、僕はそんなことを言っているからモテないのです。

挨拶がてらに、

「好きだよ」

と軽々しく言えるモテる男か。

言葉に責任を持ち、ひたむきにあなたを守るモテない男か。

あなたはどっちを選びますか?
2015-10-25 | 記事へ |
男の会話。
2015年10月24日(土)
男同士の会話はいたってシンプルです。

とうとう結婚を決めた友達が言いました。

「結婚やで」

僕は答えました。

「結婚やな」

このふた言に色んな意味が含まれているのです。

覚悟を決めたこと。

もう今までのようにはいかないこと。

自分が世帯主になること。

新居を構えること。

新しい未来。

どこか何かホッとしたこと。

まだまだこれからやらなければいけないこと。

そんなことをわざわざ言わないのが男の会話です。

「結婚やで」

「結婚やな」

このふた言で、伝わることがたくさんあるのです。
2015-10-24 | 記事へ |
厚切りベーコンサンド。
2015年10月23日(金)
金曜日、特別メニュー第四弾。

『厚切りベーコンサンド』です。

「パンにマスタードを塗って、隠し味にね・・・」

と、教えてくれました。

「え”〜!?」

と、まさかの隠し味です。

以前、隠し味は隠れているから隠し味なのだと、

料理研究家の方に教えていただきました。

では、なぜ入れるのか。

「味に深みを出すため」なのだそうです。

今回、妻は、

ニューヨークのダイナーで食べたブレックファーストにヒントを得たそうです。

カタカナばかりで偉そうです(笑)

特製『厚切りベーコンサンド』

隠れた隠し味はいかに。
2015-10-23 | 記事へ |
こんなバー。
2015年10月22日(木)
「こんなバーが必要なんよ」

と、ご年配のお客様がおっしゃいました。

こんなバーというのは、

一人で飲める

静かに飲める

自分の話ができる

というバーです。

「梅田で探してもなかなか無いんよね」

と、おっしゃいました。

北新地に行けばあるかもしれません。

僕はそんなバーを岸辺に作りたかったのです。
2015-10-22 | 記事へ |
夫婦でデート。
2015年10月21日(水)
夫婦の会話でいいなと思うのは、旦那さんが言う

「もう一軒行く?」

です。

付き合う前の男女の駆け引きは、

どうやって二軒目に誘おうかというのがあります。

その駆け引きを思い出させるかのような台詞、

「もう一軒いく?」

40才を越えた旦那さんのおちゃめな言い方がまた素敵です。

「行く?」

と返した奥さんもまたかわいくて素敵です。

夫婦でハシゴがやっぱり素敵です。
2015-10-21 | 記事へ |
カスタムルシアン。
2015年10月20日(火)
「ブラックルシアンにちょいソーダで。

できればライムを入れてください」

と、ご注文されました。

カスタムメイドオーダーです。

憧れます。

「作ったことがないので申し訳ございませんが」

とは言いません。

言われた通りにお作りしました。

『ちょいソーダ』の『ちょい』は、

どれだけ『ちょい』なのか難しいです。

一口飲まれて、

「もうちょっとソーダを入れてください」

と、おっしゃいました。

おおせの通りに。

味見の段階では美味しそうです。

あとはライムがどう効いているのか、閉店後作ってみました。

ライムの香りに続いて、爽やかなブラックルシアンが追ってきます。

ウォッカ、カルーア、ソーダ、ライム、

それぞれがそれぞれの役割を完璧にこなしているようでした。

いつかこれに、葉巻も共演させてみたくなりました。

2015-10-20 | 記事へ |
変化。
2015年10月19日(月)
恋愛をすると、

女性は体型が変わり、

男性は体型を変える。
2015-10-19 | 記事へ |
浮気防止策、大人の女性編。
2015年10月18日(日)
無断で外泊した旦那さんにどう対応するのか。

普通は、

「どこ行ってた?誰といた?なんで連絡くれなかった?」

という話になります。

言われたほうは浮気を疑われていると分かります。

今回の女性はどう対応したか。

もちろん許したわけではありません。

怒りました。

怒り方がすばらしいのです。

「同じ生活を営んでいる相手に対して、

無断外泊は失礼なんじゃないの?

心配もするし」

と、怒ったのです。

ごもっともです。

ここで反論する男はいないと思います。

そこで、

「謝って」

と言うのです。

ここがかわいいです。

謝らない男はいないと思います。

謝るとどうなるか。

「まぁ、ええけど」

と言うそうです。

男目線で考えるとすごい対応です。

例えば浮気を追及すれば、結局は別れる方向にいくだけです。

浮気をしていなかった場合でも同じです。

自分は信用されていないということを旦那さんが根に持つだけです。

浮気をされてもナンバーワンの座を守れるかどうかです。

怒られた切り口が、浮気を疑われたところではなく、

『心配をかけたこと、誠意がなく失礼なことをした』

というところにクローズアップされていたのです。

初めに浮気を疑ってから、

「心配した」と言っても遅いのです。

この心配は、浮気されたかもしれない自分を心配したということになります。

怒る時は、どこに焦点をもってくるかです。

言い訳を必死に考えていた旦那さんは、

「信用してくれている相手に、心配をかけてしまった」

と、素直に謝ることができるのです。

そこで浮気を追求されると、男はビビッてまた無断で外泊するのです。
2015-10-18 | 記事へ |
相談の終着地。
2015年10月17日(土)
恋愛相談はハシゴになります。

一軒では終わらないのです。

そして、色んな人が色んなことを言ってくれます。

それがいいのです。

では、どこが最終の相談地になるのか。

相談以外の行動に移れたところです。

動けないのは、納得していないからです。

とにかく動くというのは現実的ではありません。

色んな意見を聞き過ぎて余計動けないということもありません。

納得できるまでは、動かない方がいいのです。
2015-10-17 | 記事へ |
ハムカツサンド。
2015年10月16日(金)
金曜日、特別メニュー第三弾。

『キャベツたっぷりハムカツサンド』です。

奥さん、結構ガチで考案してくれてます。


P.S.
奥さんはカウンターには入っていません。
サンドだけをカウンターに置いています。
2015-10-16 | 記事へ |
生の落花生(らっかせい)。
奉仕する男性が言われて嬉しい言葉は、

「こんなの初めて」

だそうです。

ところで生の落花生、最初の10食分が売り切れたので、

無理を言ってまた7食分仕入れることができました。

初めて食べるという方が多い、生落花生の塩茹で。

生の落花生からでないと作ることができません。

収穫時期だけの季節物。

初めてをどうぞ。

2015-10-16 | 記事へ |
バーの音を楽しむ。
2015年10月15日(木)
ご年配のお客様が、

「マスター、あのカランコロンなるウィスキーちょうだい」

と、おっしゃいました。

ロックスタイルのことです。

お連れ様が、

「ロックなのは分かったから、ウィスキーは何がええねん?」

と、聞かれました。

「あの音がええねん」

「いや、ちがうがな」

という掛け合いになりました。

とにかくウィスキーは何でもいいとのこと。

丸氷のロックスタイルで飲みたいということでした。

グラスを傾け、氷をカランコロンと鳴らしながら、

「旨いなぁ。なんでこんなええ音するんやろなぁ」

と、つぶやいていらっしゃいました。

硬い純氷の丸氷とクリスタルグラスのなせる音です。

バーには、音を楽しみに来られるお客さまもいらっしゃるのです。
2015-10-15 | 記事へ |
いつもの。
2015年10月14日(水)
「バーで、『いつもの』と言って注文するのが夢でした」

と、話して下さいました。

相当な回数で『いつもの』を飲んで下さっている方です。

あるお客様は、

「私が『いつもの』って言ったら何が出てくるんだろう?」

と、おっしゃっていました。

色んなお酒を飲まれる方です。

言われると困ります(笑)

今日のお客様は今日も、

『いつもの』から始められたのです。

p.s.
飽きたら変更OKですよ^^
2015-10-14 | 記事へ |
未来の話をするのなら。
2015年10月13日(火)
将来の理想の話をしているときに、

「普通でいい」

と、おっしゃるお客さまに、こんな風に聞いてみました。

「最高の人生ってどんなのですか?」

目の色が変わりました。

理想はちゃんとあったのです。

笑いながら、

「それを目標にするのは恐いんですけどね」

とおっしゃいました。

つづけて、

「でも、ちょっとレベルを落として・・・」

と、楽しそうな雰囲気になってきました。

未来の話は、こうでなくっちゃ、と思うのです。
2015-10-13 | 記事へ |
夢ブレーキ。
2015年10月12日(月)
「夢は叶っちゃったら夢じゃなくなるからね」

と、僕よりも少し年上のお客様がおっしゃいました。

夢へのブレーキをかけるのは、夢だったりするから難しい。
2015-10-12 | 記事へ |
バーデビュー。
2015年10月11日(日)
「もっと早くに来ておけばよかった」

と、初めて来られた20代前半のお客様がおっしゃいました。

引越しをするので、その前に思い切って来てくださったのです。

店の存在は知っていても、

奥まった場所の扉を開けるのは勇気のいるものです。

今日は勢いで開けてくれたと話して下さいました。

そんな話をしていると、同じ20代前半のお客様は、

「逆に僕は、この奥まった感じが、

騒がしくなくていいだろうなと思っていました」

と、おっしゃいました。

そのかたも一人で来られていました。

隠れ家を求めていた、若い男性もいたのです。

若い人にこそ、バーを嗜(たしな)んでほしいと願うのです。
2015-10-11 | 記事へ |
聞かせ上手。
2015年10月10日(土)
年を取って必要なのは、

面白い話ができることではなく、

この話を面白いと思って聞いてくれているかどうかを、

判断できる能力なのだと思うのです。
2015-10-10 | 記事へ |
やきそばロール。
2015年10月09日(金)
金曜日特別メニュー第二弾は、

『やきそばロール』です。

今回も奥さんが作ります^^

大好物を目の前にして、

僕はちゃんと仕事ができるのでしょうか。
2015-10-09 | 記事へ |
必要な時間。
2015年10月08日(木)
この一杯が必要な人に、その一杯を出せることが、幸せなのです。
2015-10-08 | 記事へ |
まだまだ。
2015年10月07日(水)
最近、

「この店は何年になりますか」

と、よく聞かれます。

「丸13年たって14年目になります」

と、答えます。

すると、

「もうそんなにやってるんですか」

と、言ってくださいます。

思い出さなければいけないことがあります。

4年目くらいに京都のバーに飲みに行きました。

そこで、僕はマスターに同じように質問しました。

マスターはさらっと、

「まだ17年です」

とおっしゃったのです。

「まだ」

です。

京都では当然のことなのかもしれませんが、

その気持ちは大事です。

「まだ14年です」

そんな気持ちをまだまだ持っていたいと思うのです。
2015-10-07 | 記事へ |
買おうか迷った時の有効な質問。
2015年10月06日(火)
何かを買おうかどうか迷っている後輩に、

「それがタダでも欲しいか」

と、聞いてあげたと友人が話していました。

本当に欲しいかどうかを知るために、

「高くても買うか」

と質問してしまいがちです。

高ければ迷わず買いません。

迷っているということは、

その物の価値がよく分からなくなっているのです。

「欲しいなぁ、でもちょっと高いなぁ」

と迷っているときに、

「タダであげる」

と言われると、急に冷めることがあります。

その後輩さんも、そう聞かれて、

「そう考えたら、いらないですわ」

と、言ったそうです。

欲しいものがタダ同然で配られていても欲しいかということです。

その物の価値を分かっているなら欲しいはずです。

そんな人は迷っていません。

投資目的でない限り、この質問は考え方の一つとして有効です。

「タダならいらない」

今の時代は、そんな消費者心理があるのです。
2015-10-06 | 記事へ |
結婚するとき。
2015年10月05日(月)
自分が幸せになるためだけじゃなく、

守りたい誰かが現れた時に、

男はついに結婚するのです。

いつも陽気で明るい友人の、

男気結婚披露宴に行ってきました。
2015-10-05 | 記事へ |
休息も必要。
2015年10月04日(日)
「静かに飲めるところはあまりないから」

と、飲みに来てくださいました。

僕には分かりませんが、子供さんのいる奥さんは大変です。

一日休みどころか、夜にちょっと飲みに行く時間すらありません。

たまたま、

本当にたまたま何かの用事の帰りに時間ができたので、

飲みに来てくださったのです。

奇跡のように取れた時間です。

「また休息しに来ます」

と、おっしゃって下さいました。

奥様にも休息を。
2015-10-04 | 記事へ |
コースドリンク。
2015年10月03日(土)
「4杯目までのお酒を決めておくわ」

と、常連のお客様がおっしゃいました。

空いたグラスをスッと前に出すだけで、

次に指定していた銘柄のお酒が注がれます。

ご一緒になられた常連様との会話も、

オーダーの手間で途切れることがありません。

「次、お願いします」

このオーダーはスムーズでお洒落です。

どのコースにするのか、4杯も飲めるのか、

なかなか技術と計算のいる注文の仕方です。

4杯目を終えられたとき、

「次は何にしようかなぁ」

と、悩まれていました。

実は、この時間もまたバーでの楽しみでもあります。

結局、11杯飲まれて帰られました。

さすがに、11杯のコースを初めに考えるのは大変そうです。
2015-10-03 | 記事へ |
鶏。
2015年10月02日(金)
朝起きると、奥さんが鶏を解体していました。


そのお肉で作ってくれたカオマンガイ。


タイに行くと必ず食べるファストフードです。
今年はもう行く予定のない僕には涙ものです。

そして今日、別の部位(胸肉)で、

『サラダチキンサンド』を作ってくれる予定です。

これは、お店でお出しします。

金曜日特別メニュー。
レインフォレスト初の試みです。

さて、いかに。
2015-10-02 | 記事へ |
90日あったら。
2015年10月01日(木)
今日が12月31日だとして、

明日から新年が始まるとイメージします。

そしてそこから過去3ヶ月を振り返って、

「あぁ、この3ヶ月でやっておけばよかった」

と思うことを考えてみます。

今年は何を経験しておきたかったか。

何を持って新年を迎えたかったのか。

今日からの3ヶ月は、そんなことを考えた人への、

プレゼントになるのです。
2015-10-01 | 記事へ |
続ける理由。
2015年09月30日(水)
「今流行りのブラックです」

と、笑いながら仕事の話をして下さいました。

朝6時から0時までの18時間労働が当たり前だそうです。

「最近は21時に帰れるようになったのでラクになりました」

と、おっしゃいましたが、

いやいや。

それでも15時間働いています。

残業代は出ないそうです。

今年で3年目。

スゴイ。としか言えません。

若いから、というひと言で片付けるのは失礼な気がしました。

僕は、辞めない理由よりも、続けられる理由が知りたいと思いました。

「野望はあるのですか?」

と、聞いてみました。

これを聞いて引かれるような人にはそんな質問はしません。

「野望ですか・・・考えたことなかったです」

と。

そして話している途中で、

「ありました!これが僕の野望ですね」

と、おっしゃいました。

義務や生活のためだけではブラック企業では続きません。

何か働く理由があるから続いていると思うのです。
2015-09-30 | 記事へ |
言い方。
2015年09月29日(火)
お連れ様とご来店されたお客様がしばらくして、

「ここのマスター、寡黙やろ」

と、おっしゃいました。

お連れ様は、

「こういうところは、それくらいがちょうどええな」

と、おっしゃって下さいました。

ところで以前、同級生の女性が僕のことを、

「おとなしい」

と表現してくれました。

これは全然嬉しくありませんでした。

『寡黙』というのは、なんかカッコいい。

余計なことを言わないイメージです。

言い方やなぁ、と思いました。
2015-09-29 | 記事へ |
自作メニュー立て。
2015年09月28日(月)
店で使っていたメニュー立ては100均の品物でした。

「これはアカンやろぉ」

と、唯一指摘してくれた友達がいました。

足を向けて寝られないくらいお世話になっている友達です。

そんな友達の貴重な意見も、気にはなっていたのですが、

行動が伴いませんでした。

これというメニュー立てはなかなか無いのです。

いつか自分で作ろうと思っていました。

自分で作ろうと思うと、また時間が経ってしまいます。

先日また、残念な顔でその友達に指摘されました。

「このカウンターにこれはやっぱアカンやろw」

と。

いよいよ動くことにしました。

新しいメニュー立ての作成です。

考え出すと楽しいものです。

ああでもない、こうでもない。

妻も色々とアイデアを出してくれます。

そして、大好きなホームセンターを徘徊しながら決めました。

メニュー立て二つ分の材料費、190円。

100均よりも安いです。

さて、どんなのができたのでしょうか。
2015-09-28 | 記事へ |
葉巻タイムはご褒美タイム。
2015年09月27日(日)
「これいいね」

と、初めて葉巻をされたかたがおっしゃいました。

タバコはよく吸われるそうです。

「一本の葉巻をゆっくり吸いながら、お酒を飲むのがいいね」

と。

タバコだと何本も吸うところを、

葉巻なら1本を1時間以上かけて楽しむことができます。

ゆっくりと。

「あぁ、仕事してきてよかった」

という感想に、葉巻をされていた方全員がうなずかれました。

葉巻の時間は、ご褒美の時間だったのです。
2015-09-27 | 記事へ |
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